今回は郵送による出入国記録の開示請求方法についてご紹介します。
開示請求に必要な書類
①保有個人情報開示請求書
- 出入国在留管理庁のHPに開示請求書があるので印刷。
出入国在留管理庁 HP:http://www.moj.go.jp/isa/applications/disclosure/record.html
開示請求書:http://www.moj.go.jp/isa/conte...
開示請求書記載例:http://www.moj.go.jp/isa/content/930001796.pdf
- 「1 開示を請求する保有個人情報」→ ✓日本人出帰国記録マスタファイル
開示日は2002年1月1日から請求日現在まで、もしくは自分で日付を設定
自分で日付を設定する場合は1973年4月1日以降~請求日現在までのみ開示可能です。また1990年以前の記録については調べるのに時間が掛かるみたいなので余裕をもって請求するのが◎
- 「2 求める開示の実施方法」→ ✓イ 写しの送付を希望する。(※1)
- 開示請求手数料は1件300円。収入印紙を貼り、受付印のところに自分のハンコを押す。(※2)
- 開示請求書別紙はパスポートの情報を記入。
婚姻等により名前を変更したことがある場合は変更前の名前を記入し、更に戸籍抄本などが必要。
保有個人情報開示請求書
②本人確認書類
- 運転免許証など本人であることが確認できる書類のコピー。
- 住民票の写し(発行から30日以内でマイナンバーの記載がない原本。コピー不可。)
③封筒×2
- 1…出入国在留管理庁 宛て
- 1…返信用(自分の住所を記入)
④切手×2
- 定形普通郵便の場合は94円分×2
速達や簡易書留などの場合はそれに応じた金額の切手を用意。
書類の送付先
- 送付先:出入国在留管理庁総務課情報システム管理室出入国情報開示係
- 所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-6-1 四谷タワー13F
- 電話:03-5363-3005
- 窓口/電話受付時間:午前9時から午後5時まで(土・日・祝・年末年始は休庁)
法律により開示請求があった日から30日以内に開示されるようです。
出入国在留管理庁から電話が掛かってきた!(追記:2020年3月)
保有個人情報開示請求書に記載した本籍と過去のパスポートに記載されていた本籍が違ったようで、確認の電話がありました。
本籍を変更したことのある方は、開示請求書別紙の【その他参考事項】に書いておくと良いかもしれません。(※3)
もし書くのを忘れてしまっても過去のパスポートに記載されている本籍を確認しておくとスムーズに電話対応ができますね!
私はオーストラリアから日本へ一時帰国中に開示請求をしたのですが、まさか電話が掛かってくるとは思ってもみなかったのでびっくりしました。日本にいる時で良かったな…。
開示請求ができるのは本人、もしくは法定代理人(本人が未成年者または成年被後見人の場合)のどちらかに限られています。任意代理人による請求はできないので注意!
投函後、3週間で届きました!(追記:2020年3月)
私はパスポートを取得してから今までの約20年分を全部開示請求し、5枚の書類が返ってきました。ヨーロッパ・アジア・オセアニア…。結構あちこち行ったな~と懐かしくなりました。ビザ申請の入力作業がとても楽になったので申請して良かったです!
他国から他国への出入国は記録されていないので注意。日本の出入国記録のみが書かれています。
まとめ
ビザ申請の為だけでなく、海外旅行が好きな方、海外出張が多い方などは自分の記録・記念として開示請求をしてみるのもいいですね。
住民票を取りに行くのが少し面倒でしたが、その他のものは簡単に入手できるので興味のある方は開示請求してみてはいかがでしょうか?
実際に開示請求される場合は出入国在留管理庁HPの最新情報をご確認下さい。